ショーペンハウアー『読書について』の感想|哲学|誰かに考えてもらうこと

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今回はショーペンハウアーの『読書について』を読みました。

ショーペンハウアーに興味を持ったきっかけは、死についての哲学を知った時です。死について悲観的に捉えている点に共感して好きになりました。

ショーペンハウアーの哲学を分析して、詳しくなりたいと思います。

①ショーペンハウアーについて

・ドイツに生まれる 

・9歳から2年間フランスへ

・15歳、父親が大旅行へ連れ出す(オランダ→ロンドン→パリ→リヨン→ジュネーブ→スイス→南ドイツ→ハンブルク)

・17歳、父親の自殺

・母親のサロンに出入りしていたゲーテと議論する

・21歳、大学でカントやプラトンを勉強する

・仏教に影響を受ける

・72歳、死亡(1860年)

ニーチェ、ベルクソン、フロイト、ユングに影響を与えました。

②どんな作品を出したか

『意思と表象としての世界』

『自然の内なる意思について』

『見ることと色とについて』

などがあります。

日本語訳に、さまざまなタイトルがあリます。

③『読書について』の感想

私がこの本を読んで、「読書とは作者の考えを学んで自分を作るもの」だと感じました。誰かの意見や考え方を読むことで、多くのことを頭に入れることができるからです。

ですが、気をつけなければいけないことがあるとわかりました。それは、読み方を間違えると「無駄になる」ということです。ただ惰性で読んだり、わかったふりをしているのでは、読書の意味がないです。

そのためにやらなければいけないことは、「良い本を選ぶこと」と「読み方を知ること」が大事になります。

良い本とは、私は自分が必要でかつ自分に合った難易度のものだと思いました。自分の人生にとって不必要な知識が書いている本はいくら読んでも、自分で考えることはしなくなります。そして難しい本を読んでも何を言っているかわからないし、簡単な本はわかりきっていて学ぶものがありません。その本を見分けなければいけないと感じました。そしてその多くは古典にあると言っていて、非常に納得しました。古典の良さは、私は多くの人に評価されてきたことが証明していると思います。新しく出る新書は、話題にはなるかも知れないけど名作になることは少ないです。しかし古典の名作は、読むのに難しいことが多くあるので、そこは簡単に説明されているものを読むとか比較的最近のもので自分に必要な本を選ぶといいと思いました。

読み方を知るとは、ちゃんと考えて読むこと・何回も読むことです。一回読んだだけで満足すると、その本の内容はいずれ忘れます。人間は忘れる生き物なので当たり前ですが、何回も読まないとその本を頭に定着することができません。その本の考えを自分のものにするには、何回も読む必要があります。そしてただダラダラと読まないこと。本は他人の考えが書いてあるだけなので、読み終えてから自分とつなぎ合わせないと離れていきます。人間は結局自分のことを考えるべきなので、必要な知識を自分のものにするために考える必要があるとわかりました。

つまり、読書は「自分に見合った本を考えて読み、自分を作り上げるもの」だと私は考えました。読む人によって解釈が異なる本だと思います。

④まとめ

日本語訳版は、抜粋とその解説が詳しく書いてあったのでとてもわかりやすかったです。ですが、自分で考えれば考えるほど内容は難しいもので、感想を書いても表面的なことしか考えられませんでした。

ただ本を読むことについて考え直すいい機会になりました。自分の読み方を振り返り、良い学び方を取り入れるにはどうすれば良いかを考える。その過程で答えが見つかりそうな感じがしました。

読んでいてわからない部分があったので、また読み直し、少しずつ理解していきたいと思います。

読書が好きな人、興味がある人、大学教授、教師、学生におすすめしたい本です。

参考

『新訳読書について』著ショウペンハウエル、編訳者渡部昇一、出版PHP研究所、2012 8月31日

今回はショーペンハウアーの『読書について』を読みました。 ショーペンハウアーに興味を持ったきっかけは、死についての哲学を知った時です。死について悲観的に捉えている点に共感して好きになりました。 ショーペンハウアーの哲学を…

今回はショーペンハウアーの『読書について』を読みました。 ショーペンハウアーに興味を持ったきっかけは、死についての哲学を知った時です。死について悲観的に捉えている点に共感して好きになりました。 ショーペンハウアーの哲学を…

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