
映画「いつか晴れた日に」の感想|「分別と多感」|性格による恋愛の違い
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アマゾンプライムで299円でレンタルし、視聴しました。
風景や音楽、キャラクター、服装などがとても可愛く、素敵でした。
タイトルの意味や、この作品のテーマ、簡単なあらすじなどを紹介していきたいと思います。

①簡単なあらすじ
起:ダッシュウッド一家の父が亡くなり、一人息子のジョンが相続。異母兄弟の三姉妹エリノア、マリアンヌ、マーガレット、そしてその母はお金がない。
ジョンの妻の弟であるエドワードと長女エリノアが惹かれ合う、引っ越し先で母のいとこ(叔父)の友人ブランドンが次女マリアンヌに惹かれる。その後その地区の住民?ウィロビーが捻挫したマリアンヌを助け、マリアンヌが恋をする。
承:ウィロビーが突然ロンドンに帰る。母のいとこの娘のいとこ?のルーシーがエドワードと内密に婚約していたことを知る。
転:ロンドンのパーティーでウィロビーと再会。しかし金持ちの女性といる。エドワードも来ていない。のちに手紙でマリアンヌは振られる。
結:マリアンヌが感染熱になるも、ブランドンが助ける。エドワードが誤解を解きにくる(ルーシーとは過去の話、ルーシーは心変わりして、エドワードの弟ロバートと結婚したと告げる)。
②相関図

手書きです。ぜひご活用ください。
③姉妹の恋愛模様
⑴エリノア
エドワードに惹かれるも、慎重で感情を出さないタイプのため、エドワードは自分が友人と思われていると勘違いして、こじれる。
⑵マリアンヌ
感情が豊かなため、恋をしたらみんなにバレる。嫉妬深く、引きずるタイプのため、こじらせる。
④「恋愛は何が大事なのか?」
エリノアは、慎重で落ち着き過ぎているがために、相手にうまく気持ちが伝わりませんでした。
一方、マリアンヌは感情が豊かで恋愛においては引きずるタイプだったため、周りを見ることができませんでした。
つまり、この作品では、恋愛は「分別」があり過ぎても、「多感」であり過ぎてもいけない。というテーマがあると思いました。
⑤タイトルの意味
「いつか晴れた日に」
、、、2人の恋愛は雨や曇りのように重く悲しいものだったけれど、最後は晴れのようなハッピーエンドが待っている。という意味だと思います。
「分別と多感 [Sense and Sensibility]」
、、、分別のある姉エリノアと多感な次女マリアンヌの物語。という意味。

感想
大学の授業で扱ったため、この作品を見ることになったのですが、3姉妹のキャラクターがとても魅力的だったり、生活の様子が素敵だったりと18世紀の生活風景を楽しむことができました。
ウィロビーがマリアンヌから去ってしまうのですが、それが金銭的な理由、家系の理由だったので仕方なかったのかな、と思います。ただウィロビーがマリアンヌにちゃんと伝えるべきだったとは思います。「後で(ウィロビーは)後悔することになるよ」と周りが励ましていたのが印象的でした。
エドワードに関しては、エリノアの気持ちを汲み取れなかったためにうまくいかない時間が過ぎてしまったのですが、これもまたちゃんと伝えるべきなのになぁと思いました。
プライドや相手を傷つけたくない気持ちはわかりますが、ちゃんと話し合って理解しようとするのが大事なのだと学びました。
家系が複雑で登場人物に混乱する場面もありましたが、メインの2人を中心に描かれているのでみやすいと思います。
昔のイギリスの雰囲気が好きな方や、ピアノが好きな方、恋愛系の物語が好きな人におすすめです。
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