
映画「ジェントルメン」感想|頭脳と体力での騙し合い|“強さ”とは何か
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2019年の映画ですが、2021年の5月に日本で公開されました。先日見てきて、とても面白い映画だったので、簡単なあらすじとよかったポイントを紹介します。
頭脳を使った巧みな交渉技術と相手を圧倒する喧嘩の強さ、頭と体の両方を兼ね備えてこそのかっこよさを知りました。色々なキャラクターの騙し合いの中に、それぞれの性格や理念の違いがあって面白いです。好きなキャラクターを見つけてみるのもおすすめです。

①簡単なあらすじ
ビック・デイブ、ミッキー・ピアソン、ロザリンド、レイモンド、マシュー・バーガー、ドライ・アイ、ジョージ卿、トドラーズ、コーチが主なキャラクター。
ミッキーが自身のビジネスをマシューに売ろうとする。
中国のギャングであるジョージ卿とその部下ドライ・アイは、事業を回収したいと提案するも断られる。
そんなとき、トドラーズはミッキーのビジネスの施設を襲撃する。一員のコーチは報復を恐れ、ミッキーに協力する。
それぞれの恨みや陥れようとする思惑が騙し合いをうみ、交差していく。
②好きなキャラクターとその理由
特にお気に入りなのは、「コーチ」です。
トドラーズという格闘技集団をまとめていますが、登場の仕方がとにかくかっこよかった。1番スマートでかつ強さを持っている、しかも奢らず妬まず貸しを作らないうまい生き方をしているように見えました。相手との距離感が程よく、恨まれないため悪事に巻き込まれないところが、頭がきれていて憧れました。
「ドライ・アイ」も好きです。
少し変わった性格のように見えますが、面白いキャラクターでした。自信家で頑固な部分があります。やると決めたことにはどんなことを使ってもやるような感じに見えました。佇まいがしっかりした実業家に見えるのに、実は悪いことがうまいのもギャップがあって面白かったです。

③本当の“強さ”とは何か
この映画は、さまざまな騙しが交差する点に面白さがあります。
騙すときに大事なのは、信頼と力の強さ、そして頭の良さだと思いました。
信頼とは、仲間との間にあるものです。裏切り者がいれば、協力相手だと思っていた分、簡単に騙されてしまいます。
力の強さは、言葉通りの喧嘩の強さです。鍛えられた体は、相手を怯えさせることもできるし、いざとなったときに自分を守ります。戦える体制にすることで、攻撃されても仕返すことができます。
そして相手との約束(契約)をうまく交渉する頭の良さも非常に大事だと思いました。条件を提示する際には、お互いが納得するものが必要です。そして相手に不利な契約をさせられないようにするためにも頭を回転させることは重要だと感じました。
つまり、“強さ”とは信頼と体力と頭脳に現れるものだと思います。
一人では何もできないし、弱ければすぐに殺される、考えが甘ければすぐに騙されるからです。
強ければ、自分とその周りの仲間が救われます。生きるためには、やはり強さが必要です。
生きる上での、“強さ”とは何かを考える映画でした。

④感想
この映画を見て、自分がどのように生きるかを考え直しました。
まずは、強くなりたいということです。
相手を騙せるくらいの頭の良さが欲しいし、ある程度は身を守れる体力が欲しい。その上で、仲間との信頼関係を得て、日々を楽しみたいということです。
今までは、勉強しても意味がない、体力をつけても意味がないと考えていました。でもこの映画を見て、強い人間がかっこよかったので、自分もそういう風になりたいと思ったんです。
良いモチベーションになったし、今後生きる上での教訓を学べました。
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