
映画「0円キッチン」の感想と考察|||
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インスタの広告か何かで、サステナブル映画祭の存在を知りました。
(第1回は終わってしまっていますが、参考にどうぞ↓)
https://cinema.eiga.com/sustainable2022/
これはサステナブルな映画が何本か紹介されていて、会員登録をすれば、1本500〜1200円で観ることができるよ、というものです。
面白そうなのがたくさんあったのですが、期間が2週間くらいしかなかったので、厳選して見るしかなかったんですね。
で、1番興味を引いた「0円キッチン」を観ることにしました。

(※画像は公式ホームページより引用しています)
オーストリアの映画で、2015年に製作されています。
簡単なあらすじ
このお話を簡単にいうと、ある男性が廃棄される食材のみを使って料理をするお話です。
キッチンカーを使ってヨーロッパを回るのですが、もちろんこのキッチンカーも廃棄される油で走ります。
何が廃棄されているのか、それは本当に廃棄物なのか。
社会問題を問うとともに、人との交流や街の美しさも伝えるドキュメンタリー映画です。
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印象に残ったシーン
印象に残ったシーンを抜粋して紹介します。
①あるレストランで豚を飼育し全てを使って調理をした
②スーパーのゴミを持ち去ったら裁判になった
③廃棄物で作った料理でパーティを行う
他にも、虫を食べていたり、木の実を採取していたり、野草をとっていたり、面白いシーンがたくさんありました。
この映画の魅力は、色々な場所で色々な取り組みが行われていることを知れることもあると思います。
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私たちにできること
この映画が問うのは「フードロス」問題です。
無駄に廃棄される現状をどう改善していくか、ということが問われています。
今、私たちにできることはなんでしょうか?
この映画で、主人公はさまざまな廃棄物を目にし、さまざまな取り組みと目にしました。
私が考えたのは、「知る」ことの大切さです。
食べ物の大切さを知らない、気づかないから捨ててしまう部分もあると思いました。
私たちの生活に、農業や漁業、木の実を取ったり、魚を触ったり、そういった自然との触れ合いはどんどん少なくなっていくように感じます。
仕事に忙しく、料理に手をかける時間もない。
全ての問題が交差して、フードロスは成り立つ。
だからこそ、色々な解決策が見えてくると思ったんです。
①まずはそういった現状を知ること
映画でも本でもニュースでも。
実際に自分の住んでいる町ではフードロスはあるのか。
自分の家で使えるのに捨ててしまっている食材はあるのか。
そこに目を向けることが大事だと思いました。
もちろんこういったことは興味がないとできないことです。
だから教育も必要だと思っています。
②教育で教えていく
例えば、今までにもありましたが、野菜を収穫したり、山登りに行ったり、自然と触れ合う機会は意外と学校にあるものです。
調理実習もありますし、家庭科や理科で自然についてたくさん学べます。
その教育を続けていくこと。
そして家庭でも食べ物の大切さを伝えること、だと思います。
でも、先生は忙しくてそんな余裕はない、親も仕事で忙しい。
それが今の社会の現状です。
そこで③労働環境を改善する
もっと心の負担を減らしたり、業務や残業を減らしたり、忙しく働かなくてもお金に困らないシステム作りが必要だと思います。
もしくはもっと議論する、色々な方法を試していく。
ここは大きな問題なので解決策はわからないですが、とっても必要なことだと感じます。
④地域を大切にする
今私が考えているのは、大企業に頼らない地域の活性化です。
大企業は大きいからこそルールが厳しかったり、利益を出さなければいけないというプレッシャーがあります。それが低賃金労働や残業、病気、ハラスメントにつながると思うんです。
だから、地域の企業を応援する。
大企業に入らなくても生きていける世の中にする。
私が考えたのはこんなところです。
とりあえず、自分がフードロスをしないようにします。
あと、地元のお店を応援します。
今ホームステイやオンライン化で、家にいることが多いのでできそうな気がします。
目に見えるものから少しずつ、映画などで楽しく学んでいけるといいですね。
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