
私が「ゼロウェイスト」を目指す理由
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今回は、私がなぜゼロウェイストの生活を目指しているかを話してみようと思います。
最初は、趣味程度でいいかなと思って暮らしていたのですが、誰かにゼロウェイストの魅力を伝えるときに戸惑ってしまうことがあったんです。
自分がなぜやっているかを説明できない状態に気づいて、これではいけない💦と感じました。
なので、なぜゼロウェイストを目指すか。
もしゼロウェイストに興味があったり、エコな生活の目的を再確認したいと思う方は、ぜひ参考にしてみてください☺️
理由その①
理由その① 大量消費社会を否定するため
私が考え抜いて出した答えは「大量消費社会を否定する」というものでした。
大量消費社会は、たくさん作ってたくさん売ることを意味しますが、なぜこれがいけないのか。
これを知ったのは「0円で生きる」という本を読んだことがきっかけです。
この本では、みんながお金をなるべく使わないで生きたら幸せじゃない?ということが書かれていて、その中で「買わないこと」が良いとされていたんですね。
買わないで、シェアしたり、不用品をもらったりすれば、貧困の問題も減るんじゃない?ということでした。あとは働くことにストレスを感じる時代に、その負担を減らせるじゃん!というとても現代的で斬新でおもしろい考え方だと思いました。
今まで、消費は経済を動かすのにいいことだ!!!と思って、たくさんお金を使っていたのですが、その考えと全く異なるものだったので衝撃的だったのかもしれません。
大量消費の問題点は、
・大量生産は売れ残りが出るからゴミが増える
・安さを追求するため労働環境が悪い
などがあります。
つまり、過酷な労働を無くすため(長時間労働やアジアでの非正規労働)、そしてロスを減らすというのが、大量消費社会(大企業)を否定する目的になります。
これがなぜゼロウェイストと繋がっているかというと、ゴミを減らすというのは、リフューズ(断る)ことでもあります。
ものを買いすぎないこと、買うものを選ぶことは、ゼロウェイストの暮らしをする上でとても大切な考え方です。
だから、大企業から買わず、フェアトレードやオーガニック、地元のもの、量り売りで買えるものなど、不当な労働環境がなさそうなお店から買うことはとても大事になります。
そして大企業からものを買わないことは、ロス(使わないで捨てる)をしていることに反対表明を出すことにもなります。ロスが出てしまうのは仕方がないことですが、そもそも作りすぎなので、無駄なゴミを出さないために、そのやり方に反対しましょう。
そして小さなお店を応援することで、ロスは少なくなると思います。
理由その② 労働環境を改善するため
その①でも、述べた「大企業の労働環境の改善を求める」ことにも繋がっていますが、私が言いたいのは「ゴミを処理する人たち」です。
ゴミ出しをしてる方や、生ゴミを出している方はわかると思いますが、ゴミって臭いが出るんですよね。
特に生ゴミは腐って行くので、ハエが飛んできたり、そもそも臭くて嫌なんですよね。
ゴミを収集する仕事、処理する仕事は大変です、
たくさんの人が適当に出したゴミを処理しなくてはいけないからです。
刃物のような危険なものもありますし、臭いのきついものもあります。
その仕事をもっと快適にしたい!!というのが2つ目の理由です。
そもそものゴミが少なくなれば、処理の負担が減ります。
きちんと分別すれば、処理が楽になります。
生ゴミを乾燥したり、堆肥化すれば、臭いの問題も解決します。
多くの人がより快適に仕事ができるように、毎日出す自分のゴミから、誰かに貢献できるいい理由だと思います。
理由その③ プラスチックは環境に悪いから
ゴミと言っても色々あると思うんですが、大半はプラスチックな気がします。
燃えるゴミば、木とか紙ならリサイクルできたり(実際は全然リサイクルしていませんが)、家電系は回収していたりすると思うんですが、プラスチックって石油からできているので、リサイクルが難しいんですよね。
できても、自然の物質から作られているわけではないので、たくさんの水やエネルギーを使うことになるんです。
埋め立てても、プラスチックって400年くらい分解されないらしいです。
だからプラスチックゴミは埋め立てられたら、ズーーーーーーーーーーっと埋め立てられたままってことです。
これは埋立地なくなるわ。と納得しました。
もう埋め立てる場所がないと騒いでいるというニュースを聞きました。
このままだと海にどんどんゴミが流されるというニュースも聞きました。
やはり海にゴミを垂れ流すのは、良くないですよね、、
魚食べちゃうし、海水の温度も上がって温暖化進むし。
人間の利益のために、自然が汚れていくのは嫌です。
理由その④ 健康になるため
最後の理由は、個人のためです。
健康です。
最近、「ダークウォーターズ」という映画を見ました。
フライパンのテフロン加工が人間に健康被害をもたらしているという映画でした。
工場で出た有害な化学物質を川に垂れ流し、その水を飲んでガンになったり、動物が死んだりしている事実に基づいた映画でした。
あとは「フード・インク」という映画も見ました。
大手飲食店は牛や豚、鶏の飼育環境が非常に悪いということでした。
エサも、住む環境も、とてもひどいものでした。
農家は企業に反対すると契約を切られるので反対できない。
そんな悪環境の中育てられた肉を食べている私たちも危険があるということを伝えていました。
それを見て、もう怖いなと感じました。
ガンとかもう化学物質が原因なのではないかと思ってしまうほどです。
この映画を見て、高くてもちゃんとしたものを買いたいな、と思ったし、いわゆる安くて美味しい食べ物は食べたくないと思いました。
自然のものを食べること。
地元の野菜や生産農家がわかる食べ物を買うこと。
プラスチックに包装された加工品を買うのではなく、なるべく自分で作ること。
自分の健康のためにも、ゼロウェイストの考え方はとても共感しました。
まとめ
私がゼロウェイストを目指す理由は、
まとめると「大量消費社会に反対するため」だと言えます。
・労働環境を改善するため
・プラスチック包装を減らすため
・添加物を避けるため
・無駄なゴミを減らして温暖化を防ぐため
など、細かい理由はたくさんあります。
でも、難しいんですよね。
説明も難しいし、自分が理解するのも難しい。
だから1番伝わりやすい理由も考えておこうと思います。
もし私が誰かに「ゼロウェイストってなんでいいの?」と聞かれたら、
「ゴミ減らすと、温暖化防げるのと、労働環境が改善されるからだよ」と答えようかなと思います。
「なんで?」と聞き返されたら、
「ゴミって海に流されてるから環境に悪いし、ゴミ清掃の人が莫大なゴミを処理するのがすごい大変らしいよ」と答えようと思います。
人に説明するのが大変なので、色々省略しましたが、①温暖化と②労働環境について伝えたら伝わりやすいのかな、と。
個人的には、大企業の大量生産を否定して、その労働環境の改善を求めることが1番望むことですかね。
ゼロウェイストは、ものを買いすぎないこと、長く使うこと、なるべく捨てないことだと思っています。だから、大企業からものを買いすぎない、長く使えるものを選ぶ、使わなくなったら譲ることを生活で意識しようと思います。
結局は「足るを知る」ことですよね。
自分の幸せを理解して、他人の承認を求めなければ、利益を求めすぎずに幸せに暮らせると思います。
なるべく苦しむ人を減らせるように、自分の選択をこれからも考えていきたいと思いました。
考えるのは疲れますが、いい思考の時間だと思ってます。
目的を見失ったら、この記事を見て思い出そうと思います。
よかったら、参考にしてみてください。
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